<< 東京ミッドタウン夜景 | main | 徒然112.文科系・理科系 >>
紫藤茶坊のポスター


 紫藤茶坊( Purple Cane )については、かつてその茶器について、このブログにエッセイ(紫藤茶坊の茶器)を書いたことがあるが、東南アジアでは私が気に入っている企業のひとつである。そのことを知っている友人から、最近そのポスターの写真が送られてきた。縦に長いので、それを上下に二分割してここに取り上げたい。

 さてこの、両親と娘の三人が描かれている絵は、これは何を指しているのか、おわかりだろうか。これは、カンポン(日本語の「田舎」)にいる華僑の一家が、庭でお茶している風景なのである。お父さんの席の前に置かれている竹の筒は、茶筒からお茶をすくうのに使う中国式の匙であるし、娘は中国式に蓋をとって芳しい香りを味わっているところである。庭には、ニワトリとヒヨコが走り回り、蝶が舞っている。のどかな田園の朝の風景である。(なぜ朝かというと、昼過ぎからは酷暑となって、こんなことを庭でやっておられないからである。)

 二枚目の絵は、ボクがひとり、両親やお姉ちゃんがやっている、こんなしょうもないお茶などには付き合わないで、ひとり二階の窓から鳥を眺めているという情景である。庭に生えているバナナの木に、実が生っている。この年頃の男の子の、いささかやるせなくて、少し憂鬱な感じがよく出ていると思うのだが、どうだろうか。





(2008年12月14日記)
カテゴリ:- | 15:52 | - | - | - |