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徒然119.家電製品の寿命
 いまのマンションに移って、はや12年もの年月が経ってしまった。そこでというか、やはりというか、家中の家電製品が、経年劣化で次々にダウンするようになった。わずか2ヵ月前の昨年10月に、テレビが壊れてしまってから、年末には電気冷蔵庫がおかしくなった。漏れ出てくる音がビーン、グァーンなどと、大きくなったなぁと思った数日後、急に止まってしまった。いったん電源を切って1時間後に入れ直したところ、再び動き出したものの、何か元気がなく、嫌々で無理無理に動いているようだ。あぁ、これはもう寿命だと思った瞬間、敵もそれを悟ったらしくて、これでご奉公はおしまいっとばかりに、ヒュルルッと音をたててからパタッと完全に動きが止まってしまった。こういうのを以心伝心……とはいわないか……ともあれ、いずれにせよ、ご臨終の時を迎えたようだ。長い間、家族4人がお世話になりました。本当にありがとう。

 ああまた壊れちゃったと思いつつ、仕方がないので、まずはネットの「価格ドット・コム」で電気冷蔵庫を探そうとした。その前に、自宅の台所の冷蔵庫スペースのサイズを測る。やっぱり、小さいなぁ。これをマンション・サイズというそうだ。台所の左奥に置くので、扉は、右手に蝶つがいがあるものでなければいけない。しかし、もう家内と二人暮らしだし、スーパーも歩いて2〜3分の近くなので、そんなに大きな容量のものは必要がない。ええ……、それでネットではと……、売れ筋などというのがあるけれど、ウィスキーの製氷器など、我が家には不要な機能が満載で、どれもピンと来ない。価格はというと……、あれあれ、いずれも昨年秋から2〜3割近くもダウンしている。アメリカ発の金融危機の影響らしい。14万円だったものが、8万5000円というのは、40%もの値下がりで、これが一番すごい。でも、現物を見に行かないとよくわからないし、それに冷蔵庫の場合は古いものの廃棄処分が必要だから、玄関先に新品を届けてもらうだけでは何ともならない。そういうわけで、これはどうだろうというものをいくつか目星をつけてから、家内と有楽町のビックカメラに行くことにした。

 売り場に着いてみたところ、気のせいか、あまりお客がいない。これも、リーマン・ショックのせいなのだろうなぁと思いつつ、冷蔵庫の売り場に行った。すると、目の前にあったのが、ネットで目星をつけていた東芝の冷蔵庫である。サイズをチェックすると、我が家にぴったりである。扉を開くと、売り文句のとおり確かに外形の割には容量が大きい。例の製氷器もあるが、使わなければその部分だけ停止できるらしい。まさに、省エネだ。家内も、これでよいという。ただ、お値段がネットよりも数千円高くなって、ほぼ10万円近いが、これくらいは、我慢の範囲とばかりに、その場で決めてしまった。

 そういうわけで、新年は、新しい冷蔵庫で過ごすようになった。ああ、これでひと安心と思っていたら、また家内の天の声。「あなた、炬燵が点かないわよっ!」 おお、今度は電気炬燵の中央のヒーターがイカレタらしい。リモコンを押しても引いてもダメ。ソケットを入れ直しても、うんともすんともいわない。実はこの中央のヒーターは、元のヒーターが10数年前にいったん壊れた後、その後釜として、この部分だけを入れ替えたものである。それがまた、壊れてしまったというわけだ。「我が家って、ホントに物持ちが良いなぁ。もうこの炬燵、20数年も使っている」などとというつまらぬ感想が一瞬、頭の中をよぎる。次の瞬間、「ああまた有楽町のビックカメラに行かなきゃならないのか」と思って暗澹たる思いでいたところ、再び家内の声。「そういえば、このヒーターの箱が、収納スペースの上の方にあったわよ」 ええっ、それなら、話は早い。それを探しに行くと、すぐに見つかった。三洋電機製のものだ。

 その型番をグーグルに打ち込んだところ、楽天に出品しているイーなんとかという会社が、それを売り出していた。しかも、8000円という安値である。全く同じものを、こんなに長く製造しているメーカーも偉いが、そんなマイナーなものをネット市場に出品してくれている会社もこれまた、偉いと思った。いやいや、これがネットの世界の便利なところかもしれない。そこで早速、クレジット・カード払いでこれを購入した。3日後に届いたものを炬燵に付けてみたところ、何の問題もなくそのまま使えたという次第である。これは、楽勝の部類に入るだろう。

 というわけで、経年劣化で次々に問題が起きつつある我が家の家電製品であるが、ネットのおかげて、なんとか対処できている。それにしても、次に壊れそうなのは何かと周囲を見渡せば……電気洗濯機、ガス給湯設備という大物が、まだ残っている。それがいささか不気味ではあるが、今年も、ネット大明神の助けを借りつつ、無事に過ごしたいものだ。おっと、家電製品の心配をする前に、家内や自分の健康にも注意しなければ。


(2009年1月14日記)
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