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徒然124.バグ探し 〜 技術メモ
 ネットの世界には、お互いの助け合いという側面があり、ホームページを作って管理していく過程で、とても助かることがある。たとえば、私の場合には自分のホームページを作成するためのHTMLの作成技術は、試行錯誤を通じて全くの独学で身に付けたものであるが、単にホームページ作成ソフトの利用だけでは、これほど豊富な表現を実現できなかったことは確かである。たとえば、私が2000年に最初に作ったホームページは、こんなものであるが、今から改めて見てみると、恥ずかしいほど拙劣なものである。それというのも、ホームページ作成ソフトの技術と部品だけを使ったからである。

 ところがその後、ホームページを作るのにも徐々に慣れてきた。その頃、ウェブ上のいろいろなホームページを閲覧すると、実にバラエティに富んだ美しいものが、どんどん出てくるようになって来ていた。その材料はというと、それぞれの著作権者によりウェブ上で使用が許諾されているものである。なるほど、こういうものがパプリックドメインなのかと実感した次第である。というわけで、私も遅まきながら、このような著作物をそれぞれの使用許諾条件に従って、2004年の初頭から使わせていただくことにした。

 その結果、2005年の私のホームページのトップは、
このようになっている。このうち、たとえばホームページの冒頭のドロップダウン・メニューはロシアのEvgeny Novikovさんの作、またマスコットとして縄跳びの動画は、押し花とアイコンさんのものを使わせてもらっていた。そのほか、写真のスライド・ショーには、QPONさんの作成によるJavaスクリプトをよく利用させてもらっている。

 このQPONさんは、今年で古希を迎える方であるが、十数年前に還暦を記念してホームページ開設したという。それだけでも偉いが、それどころか、質量ともに素晴らしいソフトをたくさんお作りになっているので、私も、技術的な面で本当にお世話になっている。

 たとえば、私は
ビデオを何本か公開しているが、これを開くと、どういうわけか「エラー発生」という表示が一瞬出てしまうのである。もちろん、実際にビデオが始まるまでには消えてしまうのだが、その原因がわからなかった。光ファイバーを使った超高速の接続をしている方ならいいが、ADSL程度の比較的遅い接続速度の方の場合には、ビデオが出てくるまでには時間がかかる。このままでは、本当にエラーではないかと勘違いされて、見逃す可能性がある。そこで、何とかしてそのエラー表示の原因を究明しようとしていたのだが、叶わないでいた。

 ある日、何気なくQPONさんのホームページを見ていたところ、
Javaスクリプトの項で、インターネットエクスプローラーについて、エラーを知らせてくれるように設定することができるという記事を見つけた。そうだ、これを私のホームページのバグ(コンピューターのプログラム中の誤りや不具合のこと)探しに応用できると気が付いて、早速実行したところ、「ライン77、エラー:オブジェクトを指定してください」という通知が出てきた。そこで、使っているビデオのソースを見たところ、ライン77行目は、次ののようなものだった。このうち、確かに「onload="st()"」の部分が余計であった。何かの拍子で紛れ込んでしまったものを、そのまま使い続けていたものらしい。そこで、これを削除して実行してみたら、それまで散々私を悩ませてきたエラー表示は、きれいに消えていたのである。これで各ページのソースを直してアップロードし、これで対応完了した。



 このように、HTMLタグでてきた文書も、簡単とはいえプログラムの一種なので、ちょっとしたことで、エラー表示が出たり、場合によっては動かなくなってしまう。先日は、「,」つまりピリオドひとつが抜けていただけで、全体が全く動かなかった。バクというものは、わかってみたら簡単なものだけれど、そこに至るまでの原因の究明が面倒で、時間のかかるものなのである。このような経験をしているから、大規模なコンピューター・システムを使っているもの、たとえば、地下鉄の改札のシステムが突然止まって通勤客が困ったとか、東京証券取引所の取引が急に中断して投資家に迷惑や被害を与えたとかいう事件が報道されることがある。そして、その原因がプログラムのバクだと発表されたりすると、担当のエンジニアさんは(身から出た錆であるとはいえ)、いやはや大変だったろうなと、思わず同情してしまうのである。


(2009年2月5日記)
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