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徒然129.自衛隊用語辞典
 防衛省の元広報誌で、今は民間の会社が発行している「マモル」という雑誌がある。確か、以前はセキュリタリアンと言っていたと記憶しているが、昨今の行政改革で広報誌全廃のあおりを受けたものとみえる。

 それはともかく、その雑誌が、普通のお堅い法律雑誌に交じって、どういうわけか、私の下にも届けられてきている。判例批評を読むのに飽きたようなときに、ちょっと目にすると、ときどき面白い記事が載っている。今回の白眉は、「自衛隊用語辞典」なるものである。残念ながら今のところそういう友人はいないが、将来、自衛官と知り合いになる機会があるかもしれないので、そういう場合に備えて覚えておくと便利だと思って、ここに記録しておきたい。自衛隊用語をまず書き、その下に意味を掲げておく。はてさて、このうち何割わかるだろうか? そういう私の正答率は、(4)と(9)と(10)それに(11)で、わずか3割少しだった・・・。

【自衛隊用語】

(1) 「今日の昼休み、F作業をしようぜ」
(2) 「今の安月給では、マイホームを買うというO/Cはありえない。」
(3) 「週末は、家で甲板掃除をしていました。」
(4) 「中村2士は、熱発就寝(ねっぱつしゅうしん)で、点呼に出られません。」
(5) 「今日の会議は、その前に一つ用件を終えてから追及します。」
(6) 「駐車も出船(でふね)の精神で!」
(7) 「早足! 進めぇーっ!」
(8) 「ちょっと、早飯してくる。」
(9) 「このたびは、ご結婚ありが・・元へ、おめでとうございます。」
(10) 「面舵(進行方向右)いっぱいーっ・・・宣候(ようそろーっ)!」
(11) 「田中さんは、旭川で奥さんを現地調達したらしい。」


【用語の意義】

(1) Fとは、Fishingの意で、何事も作業といってしまう自衛官の真面目さから来ているらしい。
(2) O/Cとは、our course of actionの意で、わが行動方針をいう。米軍用語から来ているとのこと。
(3) 海自では、どこを掃除するにも、甲板掃除といい、陸自と空自では、これを環境整備という。
(4) 熱を出して、寝ていることをいう。
(5) 後から遅れて行くことをいうらしい。
(6) 何で駐車と船とが関係あるのかという気がするが、これはもともと旧海軍で、港に帰ってきた船を再び出航しやすいように反転させて泊めることをいう。転じて、臨機出動の実務家精神のことをいう由。
(7) 今から走り出すのではなく、なんと駆け足をしている部隊に対して歩くことを命ずる場合にこういうらしい。
(8) 高校などでよくやった早飯ではなく、当直勤務者などが許可を得て喫食時間前に食事をとること。
(9) 言い間違ったようなときに、それを訂正する掛声。自衛官出身とわかる。
(10) 面舵をとったあと、「宣候」は指示された方向へそのまま進めの意で、「よろしくそうろう」が縮まったもの。
(11) 出身地から遠く離れた赴任地で、奥さんや旦那さんを見つけることをいう。まあ、これはわかりやすい。



(2009年2月19日記)
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