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一眼レフのお勉強(3)露出補正とピント
露出補正なし
露出補正+0.3


 不忍池から上野動物園に入り、動物を被写体にして一眼レフE−P1の練習をしようとした。動物は動くので、そのたびにあわてて勉強内容を思い出してダイヤルをひねくっていると、もう動物はいなくなっているという有り様で、なかなかうまくいかない。でも、頭で考える前に指が自然に動いてダイヤルを回しているというのが理想なので、その意味からすると、動物園などは恰好の練習台となる。もちろん、動物を被写体にしても、誰からも文句をいわれないで済むし・・・。

 最初は、キリンのところに行ったが、目の前のオリには柵があってカメラには邪魔だし、だいたい、肝心のキリンが奥の方にいて、なかなかこっちを向いてくれない。ダメだと諦め、カバのプールに行った。ところがこれも、カバが親子でプールにどっぷり浸かっていて、たまに息をするくらいで、そもそも姿がよく見えない。小さな子がお父さんに向かって「ねぇ、カバはどこにいるの?」と聞いているくらいで、これも駄目だった。その次に、サイのところに行ったら、塩梅のよいことに、サイが突っ立っていて、少しも動かない。これはよしと思って、さっそく写真を撮る。ええと・・・プログラム・モードにしてと・・・両脇を締めて、パチリと撮った。おお、成功、成功・・・動かないのだから、当たり前だ。でも、顔が少し黒く映った感じがしたので、ここで露出補正をしようと試みた。明るくするなら、プラス方向へ補正だ。+0.3でどうだろうか。

露出補正
 デジタルカメラに内蔵されている露出計は反射光式露出計であるが、これは18%グレーを測光の基準にしている。だから、白い被写体や逆光の時は写真がグレーに写るようになるので、その場合は露出補正ダイヤルをプラス方向に動かして露出を明るい方向にシフトさせる。逆に被写体が黒っぽい場合は露出補正ダイヤルをマイナス方向に動かして暗くする必要がある。大切な写真は、露出を前後2段階くらいずつ動かして、何枚か撮っておく方がよい。


 それくらいの露出補正をして撮ってみたところ、液晶モニタ上ではまあまあ映っていたが、パソコン上でなければ、詳しくはわからない。それを家に帰ってパソコンで見たところ、確かに顔は明るく映っていたが、胴体の表面が妙に白っぽくなってしまっていて、サイの皮膚の皺が消えてしまい、逆にリアル感がなくなった。これは、露出補正をしない方がよかったようだ。

 ちなみに、露出補正のもうひとつのやり方としては、スポット測光にして、そのスポット部分を調整したい部分に当てて、それで測光して撮るというものがある。実は、これとオートフォーカスとの差がよくわからない。オートフォーカスをシングルターゲットにしてシャッターを半押しし(フォーカスロック)、それでピントを合わせて撮ると、一緒に測光もそのように調整されていると思うが、たぶんその考えでよいはずである。

 インドライオンのところに来た。ガラス越しにライオンが見られるようになっていて、目の前にメスのライオンが坐っている。これは良い構図の写真が撮れると思って、さっそく一眼レフを構えたのだが、暗い室内をガラス越しに撮るということで、どう調整したらよいのか、皆目、検討がつかない。プラス方向へちょっと露出補正をし、そしてピントを合わせようとしたのだが、なんと、緑の四角いAFターゲットの枠があちこち振れて、カメラもどうやってよいのかわからずに、フラ付いているようだ。仕方がないので、それをシングルターゲットAFモードにして撮ったのが、この写真である。ガラス越しにしては、まあまあ、成功したといえる。ところがすぐその後に、オスのライオンが現れて、メスと並んで坐った。これもまた、なかなか良い構図なので、すぐさま撮ったのだが、全体的に白っぽく映ってしまい、失敗作である。あわてていたのでピントが合わなかったのか、それとも露出補正をやり過ぎたのかもしれない。


ガラス越しに撮ったメスのライオン
あわてて撮ったライオン夫婦



(2009年7月7日記)



関係記事 目次
1.オリンパス・ペンE−P1
2.一眼レフのお勉強シリーズ
(1)ホワイト・バランス
(2)アート・フィルター
(3)露出補正とピント
(4)連写機能とピント
(5)被写界深度とF値
(6)交換レンズの知識
(7)デジタル一眼レフ講座
一眼レフの実践編シリーズ
(1)不忍池の蓮を撮影
(2)奈良の夜景を撮影
(3)水族館の魚を撮影
(4)花のボケ味を撮影
(5)浅草サンバを撮影
(6)谷根千の花を撮影
[後日談]デジタル一眼E−P1その後

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