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徒然148.一眼レフは難しい
 せっかく買ったばかりではあるが、いやいや、やはり一眼レフは難しいと、改めて感ずるようになった。そういえば私が高校生の頃、高校に写真クラブなるものがあり、そのメンバーだった友達が、やれ絞りがどうの、露出がどうのなどといつも言っていたことを思い出した。その当時のカメラでは、現像してみないとその組み合わせでよかったのかどうかわからなかった。だから私は、そんなことを一枚ずつ覚えたりメモをとったりして撮るなんて、ずぼらなとても自分にはできないと、はなから諦めて、どうにもカメラには関心が持てなかった。

 その点、現代のデジタル一眼レフは、オート・モードにしておけばもちろん、シャッター優先にしておけば最適の絞りを自動的に選択してくれるし、絞り優先の場合もシャッター・スピードはちゃんと自動的にセットされるという夢のようなカメラである。あまつさえ、撮った写真のそれぞれに、F値、シャッター・スピード、ホワイト・バランスその他の撮影時のあらゆるデータがしっかりと記録される。だから、こんなに楽で失敗のないカメラはないのではないかと思っていた。

 しかし、いざ手にしてみると、そうは問屋が卸さなかった。オート・モードにすると、もちろん良い写真が撮れる。でも、たとえばあそこに焦点を合わせたいなと思っても、四角い焦点マークが液晶上を適当に走ってあらぬ所に焦点を合わせてしまうので、せっかく狙ったところがうまく撮れない。それを回避しようとしてプログラム・モードの単焦点で撮ると、そのところはうまく映るのだけれど、画面全体がどうもオート・モードより悪くなるという具合である。

 先日、また初孫ちゃんのところへ行った。うれしいことにこの子はこの18〜20日の連休中からハイハイが出来るようになった。本人もそれが面白いようで、家の中をあちらこちらへと動き回る。オート・モードで連写をすると、赤ちゃんが一瞬止まってくれるときは良い写真が撮れるのだけれど、ハイハイの途中はもちろん、手をちょっと動かすだけでも、その部分がブレてしまう。そこで、ISO感度を1200に上げ、シャッタースピードを1/600くらいに早くして撮ることにした。ところが、カメラの液晶上で見た写真は真っ暗だったのでびっくりした。露出のせいかと思って、露出を+3.0くらいにして改めて撮ってみたところ、これは何とか写っていた。

 カメラのシーン撮影ボタンをよくよく見ると、「チャイルド」という項目があって、「動きの速い子供を撮ります」と書かれている。「ああそうか、これを使えばよかった」と反省したのだけれど、こういう便利なボタンがないような場面も多かろうから、その時々のシーンに合わせて、やはり試行錯誤で撮っていくしかないのかと思った。こういう点は、私の高校時代からまったく変わっていない。しかしそれでも、たいていの場面では、素人でもちゃんとした写真を最初から簡単に撮れるようになり、しかもその結果を直ちに液晶上で確認できるというのは、やはり科学の進歩のおかげである。良い時代に生きているものだと実感している。

 ところで、この連休中、書店を冷やかしていると、「デジタルフォト」という雑誌があった。手にしてみたら、オリンパス・ペンE−P1の実写検証とあるので買ってみた。中には色々な写真と、その撮影データがある。これは参考になりそうだ。また、デジタル一眼レフ最新用語辞典100という記事もあって、これもそのうち覚えていこう。そのほか、デジタル・フォト・コンテストに応募されている写真を見ていると、Class1とClass2に分かれていた。前者は、もうこれはセミ・プロの写真である。「うまい」の一言で、まるで抽象画のようだと感心した。後者は具象画で、これは素人の私でも撮れそうだ。・・・というわけで、何か新しい世界が開けた感がしたところである。ちなみに、この雑誌は、上質紙にカラー印刷、223頁であるが、価格は1000円にすぎない。メーカーの広告費がかなりつぎ込まれているに違いないから、性能や使い勝手の記事については、話半分に読んでおく必要があるだろう。



(2009年7月22日記)
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