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一眼レフの実践編(4)花のボケ味を撮影


 実家には、父と母の趣味でいろいろな花が植えられているので、それを練習台として、ボケの中に浮かび上がる花を撮ろうと試みた。まず、これまでの勉強の成果をおさらいすると、)庄鸞Δ濃る、■特佑鬚覆襪戮小さくして被写界深度をできるだけ浅くする、G愀覆鬟椒したいのなら、その背景をできるだけ遠くにする、という三点だった。

 これらを頭に置きつつ、まず、玄関のほおずきを撮った。その赤くて、みずみずしい感じが何ともいえない。上記の三点のうち、の背景を遠くに置ける環境下ではなかったが、それでも、上と下二つのほおずきの間にある背景中の紫色の別の花がうまくボケて、まあ、うまくいったと思う。




 次に、玄関脇に置いてあったハイビスカスの鉢植えに狙いをつけた。まず、黄色のハイビスカスだが、背景が家の塀側となってしまっていて、花とうまく組みあがる構図ができない。仕方がないのでそのまま撮ったが、案の定、平凡な駄作となった。正面から撮ったせいかもしれない。そこで、赤のハイビスカスについては、やや横から撮ることにした。ピントを花の中心の凹んだところに合わせて撮ったが、何かおかしい。目がそちらには行かないようだ。そこで、花から突き出ている雄しべの先端に合わせる。これも構図に玄関が入ってしまったが、花自体としては、まあまあ満足のいく写真となった。



 この間読んだ写真誌によると、ボケは背景をボケさせるものと、その逆に被写体の前にあるものをボケさせる「前ボケ」というものがあるらしい。これを適切に使うと、写真に奥行きと深みが出るらしい。なるほど・・・、それをぜひ試してみようと思って被写体を探したのだが、あまり手ごろなものがない。ふと、庭の池の向こうを見たところ、狸の置物が目に入った。父が買ってきたものである。目がぱっちりとして愛嬌がある。これにしようと思ったのだが、何しろ池の対岸だし、そのあたりには松の木が植わっているので、構図がとりにくい。前に置いてボケさせるものといえば、こちら岸にある紫の花しかない。それで仕方なく撮ったのだが、前ボケとはとてもいえない変な代物が写っている。これは、失敗作となった。




 家の門の前にある公園に、母がいつも世話をしている朝顔と向日葵がある。これはいいと、門から出てそれを撮ろうとしたのだけれども、例のとおり、構図がなかなかうまくいかない。やっぱりこれら二つの組み合わせというものは、とても変な出来映えである。文章でいえば、何の脈絡もないというわけだ。別々に撮る方がよいと思って、まず朝顔に挑戦した。まあまあというところ。それではと、仕切りなおして向日葵を撮ったのだが、そもそも花が下を向いていてなかなか正面からうまく撮れないし、やっと撮れる角度を見つけても、空を這う数本の電線やら光ケーブルが邪魔をする・・・四苦八苦したが、うまくいかなかった。これも、ソフトで修正していけば消せるが、面倒になって途中でやめた。




 その公園の端っこに、母が手入れをしている色とりどりのお花畑があり、それをアートフィルターで撮ると、いやまあ、華やか極まりない写真になった。これは、大成功だ。その横に、名前は知らないが、キク科の花があったので、それを撮る。しかし、向日葵と同じくどうやっても空中の電線が入り、うまくいかなかった。

 最後に、最近はやりのエンジェルス・トランペットを撮ってみた。これは本来、下を向いている花なのでどこから撮ってよいのか困ってしまうのだが、まあこんなところか・・・。




 それやこれやで、身近な花などを撮ったつもりだが、適度にボケた写真を撮るというのは、なかなかむずかしい。つまり、これは良い被写体だと思っても、構図が作れないのでは何にもならない。逆に、うまく構図ができるのに、その位置にあるのは、枯れかかった花だったりすると、まるで役に立たない。まずは適切な被写体と具合の良い構図探しが必要なことを実感した。それはともかく、私の実家でも、最近は熱帯の植物が幅をきかせているのには、驚いた。ハイビスカスくらいは私でも知っているが、その他、紫やらピンクやら・・・いったい全体、これはどうしたことかという気がする。昔からある日本の花は、朝顔だけではないか・・・。もっとも、確かこれも奈良時代に遣唐使が持ち帰ったものだけれど・・・。


(2009年8月28日記)




関係記事 目次
1.オリンパス・ペンE−P1
2.一眼レフのお勉強シリーズ
(1)ホワイト・バランス
(2)アート・フィルター
(3)露出補正とピント
(4)連写機能とピント
(5)被写界深度とF値
(6)交換レンズの知識
(7)デジタル一眼レフ講座
一眼レフの実践編シリーズ
(1)不忍池の蓮を撮影
(2)奈良の夜景を撮影
(3)水族館の魚を撮影
(4)花のボケ味を撮影
(5)浅草サンバを撮影
(6)谷根千の花を撮影
[後日談]デジタル一眼E−P1その後

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