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徒然153.初孫ちゃんは8ヶ月
(出典) さくらぽっぷさん


 夏休みの間、私たちも娘夫婦もそれぞれ忙しくて、もう数週間、初孫ちゃんの顔を見ることができなかった。そんな中、お互いに暇が出来たので、しばらくぶりに会いに行ってみた。前回、私の息子つまり初孫ちゃんからすると「叔父さん」が会いに行ったときには、玄関をくぐって顔を合わせたとたん、大泣きされたと聞いていた。ははぁ、人見知りが始まったなぁと思って、私たちの場合はどうだろうかと少し気にかかりながら、娘の家に急いだというわけである。

 居間に入ったところで、赤ちゃんは、赤や黄色や緑そして青色の柵に囲まれた区画にいて、ミルクを飲んでいる最中だった。どうも、眠っていたところを起きたばかりで、さっそくミルクをご所望だったとのこと。まだ、顔は寝ボケている風だったので、そんなところに不用意に顔を出して泣かれてもいけないと思い、ミルクが終わるまで家内と一緒に別の部屋に隠れていることにした。

 「もう、いいよ」という、かくれんぼのような掛け声が娘からかかって、おそるおそる居間に顔を出すことにした。最初から赤ちゃんに大接近すると泣いてしまうので、やや遠くからアプローチをすることにした。まずは、赤ちゃんに向けて、ここにいるよとばかりに、手を振ったりしつつ部屋の壁づたいにゆっくりと移動して行って、テーブルの一角に腰を下ろした。その間、赤ちゃんは、じいーっと、私を見つめている。両手の動きが止まり、口をわずかに開けている。じっくり観察されているのがよくわかる。

 家内はというと、こちらは赤ちゃんに一瞥されたのに応じて、にっこりと笑い返すと、赤ちゃんもにっこりとした。あらら、もう挨拶がすんで受け入れられたようだ。私はそんなわけにはいかないだろうなぁ・・・、はて、どうしようかと考えて、いいことを思いついた。前回、赤ちゃんが強い関心を示した一眼レフを使おう。さっそくこれを取り出し、それで顔を半分隠すようにして、カメラの紐をブラン・ブランとさせた。前回、赤ちゃんがこれを掴んで離さなかったヤツだ。そうやって、注意を惹きつけておいて、いつの間にか近寄ってカメラから顔を出し、すぐまたカメラの裏へと隠れた。そうやって、事実上の「いない・いない・ばぁー」をやる。おお、成功したようだ。赤ちゃんが、にんまりと笑ってくれた。無害だとわかったのか、覚えていてくれたのか、それとも面白かったのか、ともかく、泣かれなかったので、ほっとした。

 居間の半分を、色とりどりの柵で囲った空間が占めている。赤ちゃんはその中にいて、這い回っている。ところが家内と私がその外にいて、さあ食事をしようとしているので、こちらの方に来たがった。柵を乗り越えようとしている。娘が、そうしている赤ちゃんを抱き上げて、我々のテーブルの脇に置いた専用の椅子に座らせた。椅子といっても、倒した状態なので、仰向けとさほど変わらない。だから、我々も赤ちゃんも、お互いによく顔が見える。赤ちゃんは最初、我々を警戒しているような顔だったが、次第に慣れてきて、手や足をバタバタさせ、時々にこりとしてくれる。その赤ちゃんに話しかけながら、我々がご飯を食べた。私が、口をぱくりと開けてトンカツを口に入れると、何とまあ、赤ちゃんもそれに合わせて口を開けているではないか・・・。あまつさえ、何かしゃべると、赤ちゃんもそれに答えるようにブーッブーッと言ったり、時には口に指を何本が持ってきて、それでブルブルブルッと音を出す。なるほど、自分もしゃべっているつもりなんだ。

 食事が終わり、家内が赤ちゃんに近づくと、抱いてくれとばかりに、手足をバタバタさせる。家内が抱き上げると、キャッキャッと声を出して喜んだ。私がその様子をカメラでパチリ・パチリと撮る。あとから写真を見ると、赤ちゃんが本当にうれしそうな顔をして写っていた。そして、家内が私に赤ちゃんを渡してくれた。いやまあ、ずっしりと重いし、動きが早くて、なかなかじっとしてくれない。それでもようやく体の前で抱えると、それを娘が撮ってくれた。しかも、それが笑顔で写っていた・・・。赤ちゃんのよだれだらけになったけど・・・ううーん、来てよかった。

 娘が言う。「最近、体の脇をくすぐると、やっとくすぐったがるようになったのよね。」と、実演してくれた。確かに、赤ちゃんは、キャッ・キャッと言って、喜ぶ。続けて娘が、「この間、検診に連れていったら、お医者さんがね、どこも悪いところはないって。よかったわよね。それに、『顔を見ていると、女の子のようだけれど、足を見ると、男の子ですね』と言っていたわよ。」という。それで足を見たところ、確かに大きな足だった。あららっ・・・私も息子も大足と言われるには慣れているが・・・まさか孫にまでそれが遺伝するとは・・・これは、私にも責任があるのかもしれない。


 
(2009年9月3日記)
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