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浜離宮恩賜公園
汐留の超高層ビルを背景として咲き乱れるコスモスのお花畑


 9月初旬の秋晴れで天気の良い日、汐留の浜離宮恩賜公園に行った。目的はもちろん、写真の練習である。ここは、春には菜の花、秋にはコスモスが植えられている。コスモスに来る昆虫を撮れたらいいし、また、ボケ味の良い写真も撮りたいなどと、いざ撮る前は、まさに夢一杯というところである。

 ところが、空を見ると、半分は青空だが、残りは雲が優勢となってきている。写真には、青い空が欠かせない。加えてあまり時間がなかったこともあり、ゆっくりする間もなく園内を駆けるようにして走り抜けた。そうしながら、途中のお花畑や見晴らしの良い場所で、パチパチと写真を撮るというあわただしさだった。しかし、この方が、生来せっかちにできている私の性に合う。


キバナコスモスの花で、体を丸めて一心に蜜を吸うハチ。ひょっとして、これから銀座のビルの屋上にある巣箱に帰り、Made in Ginza の蜂蜜を提供するのかもしれない。


 まずは、本日の主目的であるコスモスを撮ろう。ところが、やはりこの日も風が強かった。コスモスの花などは何の重みもないことから、風に吹かれるままに、右へ左へとフラフラするばかり。たまに風が止んだ瞬間を狙って、ようやくピンボケのない写真が撮れるという有り様だった。しかし、そういう中でも、花とともに蜂や蝶が入った写真が撮れたことは、まさに奇跡に近い。

木槿(むくげ)で、フヨウ(ハイビスカス)属という。そういえば、似ている。朝方に開花した花は夕方にはもうしぼんでしまうが、次々に咲くので長く咲いているように見える。今回は、背景中に、木漏れ日を丸く写し出させることに成功した。


 花の背景をボケさせて撮り、しかもその背景に木漏れ日のようなものがあって、それが丸く写っているという写真を撮りたいと願っていたが、なかなか適当な構図を作ることのできる花がなかった。しかし、庭園内を歩き回っているうちに、それらしき写真が一枚撮れた。もう少し、木槿(むくげ)の花が美しければと欲が出るものの、まあこんなところで満足すべきかと思う。

 ところでこの浜離宮恩賜公園は、入るときにいただいたパンフレットによると「海水を引き入れた潮入りの池と、ふたつの鴨場を伝え、江戸時代には、江戸城の出城としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。・・・明治維新ののちは皇室の離宮となり、・・・昭和20年に東京都に払い下げられました。」とある。そして、三百年の松、中島の御茶屋、将軍お上がり場、鴨場、潮入りの池、お伝い橋などの説明が続くが、私には、どうも違和感がぬぐえないのである。その理由をつらつらと考えてみると、ああ、わかった・・・汐留の高層ビル群がこの庭園を見下ろしているからだ・・・どこそこ落ち着かないのは、それは当然ではないか。ということで、汐留の高層ビル群を入れて写真を撮ってみると、いやこれがまた、近代と中世とが、妙にマッチしている不思議な近未来的風景となった。


江戸時代の将軍の庭園と、汐留の超高層ビル群とが妙にマッチしている不思議な近未来的風景だと思うが、どうだろうか。



(2009年9月11日記)


 浜離宮恩賜公園(写 真)は、こちらから。

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