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新幹線記念ねぶた

表参道冬ねぶた


 千代田線の明治神宮駅前から表参道の青山交差点にかけて、青森のねぶたが運行されると聞いて、これは見に行かなければと出かけた。青森県の観光情報のHPによると、「お祭り工房で再現製作された勇壮華美な『青森ねぶた』と総勢500名のハネト、囃子、太鼓が一体となり、明治神宮南門から明治通りまで『青森ねぶた祭』そのままで運行」するというのである。

 午後5時に動き出す予定だというのでその40分前に明治神宮駅前に行ってみると、もう黒山の人だかり。さすが東京といいたいところだが、これでは写真にならない。立錐の余地もないほど混雑する中で、ようやくカメラを構えることができるところを見つけた。そして、運行の時間になるまでその位置でしばらく待ったのである。周囲には、男女を問わず、高性能の一眼レフを持っている人が多かった。

 最初の出陣式における青森県知事の挨拶で、今年の12月には、新幹線が青森まで延伸されることを知った。ああ、あの八戸からの在来線区間が新幹線になるのかと思い出した。1年と3ヵ月ほど前に家内と二人で東北を旅行した際、「青森ねぶたの里」というところを訪れ、その入り口近くで、高架を走る実に立派な線路を見てびっくりしたことがあるが、あそこに新幹線がいよいよ通るのである。便利になるから、来年にでも、青森の本物の「ねぶた祭り」を見に行きたいものだ。


表参道冬ねぶた


 しばらくして、囃子が始まり、いよいよ「ねぶた」の運行となった。向こうから、ギョロリと目を見開いた人形がソロリソロリと動き出した。同時に、ピーヒャラ、ピーヒャラ、ドーンドンという単調だが景気の良いお囃子が響く。本来ならここで、「ラッセラー、ラッセラー、ラッセーッ、ワアァーッ」という威勢のいい掛け声とともに、ハネトが飛び、舞い、あちこちで跳ね回るところである。だから、青森ねぶたは、東北随一の勇壮な祭りということになっている。しかし、まだ出だしだったせいか、それとも東京で公募されたハネトに皆さんが慣れていないせいか、その囃子の大きな音以外はさっぱり盛り上がらないまま、あっという間に目の前を通り過ぎてしまった。その間、わずか5分もなかったろう。本番なら、これから次々と新たな「ねぶた」がやってくるところだが、残念ながら、ここはこれ一台限りである。それでもまあ、「青森ねぶたの里」で実際に「ねぶた」を引かせてもらったときのことを思い出して、とても懐かしい気がした。


(2010年1月23日記)




 ねぶた囃子と掛声(音声)は、こちらから。




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