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徒然175.しながわ水族館

しながわ水族館


 せっかくの建国記念日の休日であるが、催し物といえばこの休日の趣旨に賛成するか反対するかという集会しかないという休みである。おまけに、朝起きてみると、寒空で雨模様ときている。とてもワクワクした気分で外出するという気にはなれない。そこで、暖かな建物の中にいながらお魚でも見て、目の保養をしようと思い、「しながわ水族館」へと出かけたのである。ここを訪れるのは2004年にクリオネを見に来て以来ではないかと思う。今回も単にお魚を見たかっただけであるが、イルカやアシカのショーがますます充実していた。

しながわ水族館で、ウツボの下で眠り込む魚


 こちらの水族館は、品川区が事業主体で運営をサンシャイン水族館に委託しているのだが、この種の公的施設にありがちな、おざなりのものではない。一応の展示はあって、前述のショーまであるから、小さくともそれなりにまとまっている。まず第一の売り物は「トンネル水槽」で、まるで海中を散歩しているように感じるほどである。そのトンネルに入って上を見上げれば、大きなエイがまるで笑っているような口を開けて通り過ぎる。脇を見ると、獰猛なウツボの真下で居眠りしている魚がいる。実はこれが一番、可笑しくて不思議な風景だった。これらをE−P1で写そうとしたが、何しろ暗い水槽の中なので、どうもうまくいかなかった。

しながわ水族館の海の宝石箱で高速で泳ぎまわる熱帯魚


 「海の宝石箱」と題する展示コーナーでは、私や家内が好きな熱帯魚がたくさんいて、見ていて飽きることがない。ただ、水槽が狭過ぎるせいか、魚の泳ぐ速度が速すぎて、しばらく見ていると、目が回るような気分となって、あわててその場を離れたほどである。そういうわけで、これまた、あまり良い写真は撮れなかった。

しながわ水族館で、リーフ・フィッシュ


しながわ水族館のクマノミ


 次いで、「珍しい魚たち」という展示コーナーが良かった。リーフ・フィッシュといって、水に浮かぶ枯れ葉に擬態している魚がいる。それを見ていると、盛んにビビッ、ビッビーという音がするから何かと思ったら、デンキ・ウナギが発電していて、電圧を計測しているのだそうだ。普段でも、20ボルトは出ているが、獲物を捕るときには800ボルトほど出ることもあるという。これでは感電死してしまうではないか・・・危ない、危ない。南米北部のアマゾン川とオリノコ川にいるらしい。ウナギという名が付いているが、我々の食卓にのぼる鰻とは別種とのこと。それから、ディズニーの映画、ファィンディング・ネモで有名になったクマノミがいた。これは、とても可愛いので、見ていて飽きない。それに、泳ぐというよりは、同じ場所でヒレを動かしているだけなので、写真は撮りやすかった。

しながわ水族館のイルカ・ショー


しながわ水族館のアシカ・ショー


 トンネル水槽に次いでのこちらの売りは、イルカやアシカのショーである。イルカは、その身長よりも高いところにあるボールに向けて大ジャンプをし、ボールに鼻先をくっつけることができる。その上、ジャンプしながら、体をねじったり縦にくるくると回したりする。しかも、輪くぐりのジャンプなどは二頭がそろって出来るのだから、いわば編隊飛行も可能というわけだ。身体能力が非常に高い。こうでなければ、厳しい自然では生きていけないのだろう。ところでアシカのショーもあったが、鼻先でボールを自在に扱っていた。これまで何度となくこの種のショーを見て来たが、改めてアシカがこれほど器用なものかとびっくりした。また、調教の方法が、昔のように運動能力一辺倒ではなく、お辞儀や手を叩くような仕草、歩いているような格好など、人の動作に似せてその真似をさせることが今時の流行りであるようだ。

しながわ水族館のナポレオン・フィッシュ


 最後は、シャークホールである。ホオジロザメなどが水槽をゆっくりと巡回して、こちらをギョロリと睨みつける。口からは乱杭歯が覗くし、またその目の怖いこと・・・ガラスを隔てているからよいものの、これが水中で相対してしまったら、それは恐ろしいことだろう。

しながわ水族館のサメ


 ということでこちらの水族館は、池袋のサンシャイン水族館ほどではないが、近くの品川のエプソン水族館か、又はそれ以上で手軽に楽しめる東京の水族館なのである。区が事業主体の施設としては、上出来の水族館だと思う。


(2010年2月11日記)


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