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憲政記念館の桜

憲政記念館内の紅白の枝垂れ桜


 先週、永田町にある隠れた桜の名所、憲政記念館に行って来たので、その話をしておきたい。ここは、国会議事堂のまさに目の前にあり、憲政記念館と時計塔のある北庭、そして南庭がある。憲政記念館は昭和47年に開館されたもので、議会制民主主義についての一般の認識を深めることを目的として設立されたという。玄関には、「憲政の神様」尾崎行雄翁が、イヨッとばかりに気軽に帽子を掲げている像が置かれている。

「憲政の神様」尾崎行雄翁


 しかし、実はそれ以前よりこの場所は、とても有名なところだった。まず、江戸時代の初めには加藤清正が屋敷を建てた。次に、彦根藩の上屋敷となった・・・そう、あの井伊直弼が居住していたところなのである。桜田門外の変は、登城のため直弼一行がこの屋敷から桜田門の方向に向かっていく途中に、水戸の浪士たちによって引き起こされたというわけである。それだけでなく、この地は、明治時代になってから参謀本部・陸軍省が置かれたところとしても知られている。

桜田門外の変はこの桜田濠に沿ったところで起こった。

八重紅大島


 ははあ、それはすごい歴史的な場所だと思うのだが、現在のこの場所は、平日にはさほど来訪者がいるとは思えない憲政記念館が置かれているだけで、その他の土地は公園風になっているものの、人影はまばらである。しかし、知る人ぞのみ知るという花の名所であり、現に春ともなれば、桜、ハナミズキ、ツツジ、アジサイの花を楽しめるようになっている。特に桜は、「うこん桜、思川、天の川、市原虎の尾、八重紅大島や普賢象・麒麟・関山・静香・福禄寿・梅護寺数珠掛桜など」があるというが、咲く時期が違うので、どれがどの桜か、私は未だもってよくわからない。ちなみに、これらの桜の木は、(財)日本さくらの会が植樹したものだという。

八重紅枝垂



(2010年4月14日記)



 憲政記念館の桜( 写 真 )は、こちらから。


 桜の季節 2010年(エッセイ)は、こちらから。


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