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根津神社のつつじ祭り

根津神社の鳥居越しに見えるつつじの丘


 私の住んでいる文京区は、少し大袈裟かもしれないが、それこそ「花の町」という感があって、1月はラン(東京ドーム)、2月は湯島神社の梅、3月は播磨坂の染井吉野桜と六義園の枝垂れ桜、4月はここ根津神社のつつじ、5月は隣の区になってしまうが亀戸天神の藤と明治神宮の花菖蒲、6月は白山神社の紫陽花祭り、7月はこれまた隣の区ではあるが入谷の朝顔祭りと不忍池の蓮などが楽しめる。私はこれを東京の花ごよみと称してひとりで悦に入っている。考えてみると、郊外の一軒家の庭で自分が育てたお花の世話を黙々とするというのもよいが、こうやって一流の人が育てた一流の花を数多く見て回るというのも、目は肥えるし、写真は撮れるし、何よりも楽なところがよい。ずぼらな私にぴったりというわけである。

根津神社の楼門とつつじ


 前口上はその程度として、根津神社のつつじ祭りは、近くに住んでいるからというわけでもないが、これは一見に値する。神社の脇の丘に、千株ほどが一面にぎっしりと植えられていて、それが色とりどりの躑躅の花を咲かせるから見事である。数年前には、楼門の前に池の水が引かれてそこに橋が架けられた。併せてついこの前まで、その楼門自体の修理工事が行われた結果、このつつじ丘周辺の景観が大きく改善された。朝早く起きたときなどにその辺りを散歩すると、とても平和で優雅な気分となる。

根津神社のつつじ


 今年のつつじは例年に比べて遅れ気味で、私が写真を撮った4月30日は、普通ならもう終わりかけなのであるが、今年はまだ5分咲きといったところで、撮るのが少し早かった。晴れの日で、ちょうどつつじが満開で、こちらが暇な日というのは、近所にいるといっても、数年に一回くらいしか回って来ない。まあ、それでも、とりあえず、今年も健康でつつじを見ることが出来たという記念に、こうして記録しておくことにしたい。楽しみは、また来年のためにとっておこう。

根津神社のつつじ


 ああ、それから、このつつじ丘の上に何軒かの民家があるが、そのうち一軒には男の子が生まれたらしい。赤や白やピンクのつつじの上にあるその民家から、ちょっと小ぶりの鯉のぼりが風を受けてひらひらと空を舞っている。ほのぼのとした気分になり、ちょっと良い風景である。

根津神社のつつじと民家の鯉のぼり




(2010年5月1日記)


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