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徒然294.芸妓舞妓さんカレンダー

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 師走も半ばになった頃、郵便局から細長い小荷物が届けられた。送り主を見ると、大学時代の友人Aくんだ。あれあれ、本当に久しぶりだなという気がした。添付されている手紙を読むと「五年ぶりに弊社カレンダーを作成いたしましたので、ここにお届けします。一年間お手近に掛けて頂ければ幸甚でございます。」とある。開けてみると、艶然とした笑みをたたえた芸妓さんと、ぽっくりを履いてすっくりと立つ可愛い舞妓さんたちのカレンダーである。

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 ああ、彼の会社も、苦節5年でやっと復活したかと、嬉しくなった。実は彼の会社は、長年、年末になるとこうして舞妓さんのカレンダーを送ってくるのを常としていて、私だけでなく、家内もそれを楽しみにしていた。それが5年前にばったりと止まったら、家内とともに「どうしたのかねぇ」と、気を揉んでいたのである。

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 というのは、ただこのカレンダー・シリーズを気に入っていただけではないからである。ある年、大学時代の同級生とともに、京都で、「卒業後○十周年記念」と名打って、夫婦で参加する大々的な同窓会が開催されたことがある。その行事が終わった後、何組かの有志で、祇園のお茶屋での二次会を開いた。その時にきてくれた舞妓さんを見て家内が、その会社の「芸妓舞妓さんカレンダー」に出てくる舞妓さんだと気がついた。全くの偶然で、その舞妓さんは、「あれ、Aさんのお友達どすか、いつもいつもご贔屓にしてもろうておますぇ。」などと言う。何のことはない、Aくんは、自分が通うお茶屋の舞妓さんたちに頼んで、このカレンダーを作っていたというわけである。まあ、何という優雅な人生だろう。それが、この度再び復活をしたというわけだ。心から喜びたい・・・と同時に、いささか・・・いや・・・大変うらやましい気がするのである。

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(2017年12月15日記)


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